モデル: |
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク |
タイプ: |
小型
ハーディング・グループ
(牧羊・牧畜犬) |
原産国: |
イギリス |
体高: |
25〜30cm |
体重: |
10〜13kg |
ブーツの中からホームズが?!
その正体はキュートな○○○(*^。^*)
・・・気になる?
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●特徴
背は低く胴長で短足。
頭はキツネのような卵型。尻尾は生まれつきないか最初から短いのが良いとされ、尻尾の長い仔犬が生まれたら断尾する。
暗色の眼と直立した中くらいの耳を持つ。耳先はわずかに丸みをおびる。耳と耳の間が平ら。
●決めつけpoint
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク(以下、W.C.ペンブローク)と似ている犬にウェルシュ・コーギー・カーディガン(以下、W.C.カーディガン)がいます。
両犬の大きな違いは次の2つが挙げられます。
(1)尻尾の有無:W.C.カーディガンはあるが、W.C.ペンブロークはないまたは断尾する
(2)耳と耳の間:W.C.カーディガンの方がW.C.ペンブロークより大きく離れている
そこでアニメ・ホームズとの比較です。
耳の大きさは、大耳のW.C.カーディガンよりやや小さいW.C.ペンブロークに似ています。
さらに尻尾の有無が決定的です。
作品に登場するキャラクターに尻尾が生えているのは誰一人としていませんでしたが(笑)
::: 補足 :::
近年、W.C.ペンブロークの断尾を行わないという動きが広がっています。
欧州各国を中心に動物の断尾・断耳を禁止する法律を制定する国が多くなっているそうです。
ドック・ショーでも断尾をしていないW.C.ペンブロークが堂々と参加しているので、いずれ「尻尾がない」という特徴は薄れていくかもしれませんね。
さて歴史的にみるとどうでしょう?
実はW.C.ペンブロークよりもW.C.カーディガンの方が歴史がとても古いのです。
W.C.ペンブロークの歴史は1107年にさかのぼります。
イギリス王国ヘンリー1世の招きでチャンネル諸島(イギリス海峡南部、フランス海岸近くに分布する)からウェールズに移り住んだ人々と一緒に連れてこられた犬が直系の先祖だといわれています。
一方W.C.カーディガンは、3000年以上も前に中央ヨーロッパからケルト人とともにウェールズにやってきました。
突然ですがあなたはホームズに「兄」がいるのをご存知ですか?
(え?そんなの知ってる??では口にチャックをしててください(笑))
彼の名前はマイクロフト・ホームズ。ホームズより7歳年上です。
マイクロフトは原作に登場する人物です。
ちなみにアニメ版には登場しません。出てきたらもっとストーリーも広がるのに、残念。
W.C.カーディガンの方が歴史が古く、原作のホームズには兄・マイクロフトがいたという点を当てはめてみます。
すると、じゃじゃーん!!
W.C.カーディガン=マイクロフト、W.C.ペンブローク=ホームズとすることができるのです。
以上のpointから、「ホームズのモデルはW.C.ペンブロークである」と勝手に決定!
ちなみにW.C.カーディガンとW.C.ペンブロークの先祖は別々の犬種です。
「"兄弟"なんかじゃない!」というツッコミは受け付けません(笑)
●性格比較
W.C.ペンブロークは外向的で友好的、じゃれるのが大好き!
アニメ版(製作中期〜後期)のホームズはユーモアにあふれたお茶目な青年というイメージが強いので、W.C.ペンブロークの性格と案外近いかも。
しかしこの性格に違和感(?)を感じる方もいるのでは?
ホームズの性格はアニメ版(製作初期)ではものぐさで朝に弱くニコチン中毒な中年、さらに原作版ホームズにいたっては冷徹で無愛想・・・
間違ってもW.C.ペンブロークにも冷徹な一面はないでしょう(笑)
ちなみにアニメ放送を重ねるにつれて、ホームズの性格(キャラ)が変化したのは広川太一郎氏の功績(?)といえるのではないでしょうか。
徐々にとぼけた感じのアドリブが増えているからです。
声優の演じ方ひとつでキャラクターの性格までも変えてしまうとは。
・・・恐るべし広川太一郎!(笑)
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